熊野古道・大阪場所の旅_5日目-2_民宿 日ノ熊

上岩田のバス停から歩くこと30分。今日のお宿に到着です。

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▽民宿 日ノ熊

http://hinokuma.net/sp/index.html

五右衛門風呂と、オプションの石窯ピザに惹かれて選びました。朝食付きで3,300円〜3,900円で宿泊できるのも魅力的です。

オプションピザ希望で予約後したら、オーナーさんから「ピザはファミリー向けにやってて…3,000円しちゃうから…」と申し訳なさそうに一度お電話いただきました。コストは問題ないけどお手間をかけるのもな…と思ってピザはキャンセルしましたが、その後「他のお客さんもピザ食べるって言うから、折半でもいい?ビールつけるから」と改めてご連絡いただいた喜びも含め、とにかくこの旅で一番楽しみな宿です。

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宿の魅力の前に、駅からの道のりの話を少し…

熊野古道のサインを見つけた後、5分ほど道なりにいくと、梅干し加工場がありました。

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16時過ぎに通ったのですが、人が一斉に出てきて、挨拶しながら車や自転車に乗って去っていきました。16時終業なのかな?などとついつい興味を持ってしまいます。

舗装道路の30分は楽々ですが、何か見どころないのかしらとGoogle  mapを検索。「大賀ハス」という古代ハスの池があるらしい。
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シーズンは7月初旬だそうで、今は枯れた茎とガクがあるのみでした。7月のハス祭りには町のゆるキャラ「ひょうたん先輩」も登場するそうです。気になる。

▽ひょうたん先輩

http://www.town.kamitonda.lg.jp/soshiki/shinkou/machidukuri/2724.html

すれ違った小学生が元気に「こんにちは!」と声をかけてくれます。防犯対策だと思いますが、素直に可愛い子たちだな❤️って嬉しくなります。

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さて、日ノ熊の看板を撮影していたらオーナーが出てきてくれました。お目当ての五右衛門風呂は沸かしてあるとのことで、早速お風呂をいただきます。

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薪で焚いたお風呂!何十年ぶりかな?

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五右衛門風呂を見るのは初めてです。この板に乗るのね!

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薪の薫りと、オーナーとのコール&レスポンスでちょうど良い湯加減にしていただいて…とっても贅沢です。

お風呂から出たら、オーナーの「ピザを焼きましょう!」からの、窯焼きピザタイムスタートです!

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石窯も手作りとのこと。薪で良い薫り
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ピザの具が美しい
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「外は寒いから、中にどうぞ」というオーナーのお言葉に甘えて、ゲストルームにお邪魔します。

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オマケで用意してくださったビールをちびちびいただきながら、ピザをつくってくれてる様子を眺めます。これも贅沢。
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テーブルもキレイにセットされています。ピザが焼けたら窓を開けて、オーナーがピザを渡してくれます。絵本の中にいるような気持ちになります。
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シーフードとソーセージとミニトマトのピザ。生地はパリッパリで、プチトマトはびっくりするほど甘く、ちくわも効いてて美味しい。タバスコにも合います。
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2枚目は「南高梅をピザに入れても大丈夫?じゃがいもと一緒にしてるんだけど」という梅風味のピザ。梅は初めて聞いたけど、美味しい!オーナーはTVで観て取り入れてみたとのこと。アンチョビ梅とかも良いかもしれん。私も真似させて頂こうっと。オーナーは「まだ焼くよ?食べれる?」と言ってくださいましたが、2枚でお腹いっぱいです。もしお腹に余裕があったら、具なしのピザも食べてみたい!美味しいよー。

18時過ぎには食事を終え、ログハウスに戻ります。

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カーテンもかわいい。中からは糸を引っ張ったら窓が閉まる仕組みも気が利いている。
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敷き毛布もかけ毛布も厚くてちゅるんちゅるんで、ログハウス×毛布で連想するイメージが吹っ飛ぶ高級感です。

はー、色々素敵。オーナーはきっととっても勤勉というか、細やかな方なのだとお見受けします。人柄が施設・サービスの細部に滲み出ているな。

良い宿を見つけられてよかった。

#熊野古道 #民宿日ノ熊 #五右衛門風呂 #ピザ

 

熊野古道・大阪場所の旅_5日目-1_中辺路②(近露王子〜滝尻王子)

今日は熊野古道・中辺路後半戦です。昨晩、宿の方に朝食の希望時間を聞かれた時に、今日の予定をお話したところ、本宮からの道より短く降り道も多いとのお話でした。確実に疲れているし、そんなに朝早くから出発しなくていいかなと思い、朝ごはんは7:30からにしました。温泉に入ってから朝食です。

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コテージの向かいの天然温泉は日帰り入浴もやっているそうです。重曹でちゅるんちゅるんの温泉気持ちいい!化粧水のお風呂に入っているかのよう。

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絵に描いたようなステキな朝ごはん。このおうちは目玉焼きに醤油or塩なのね。(私ソース派)ご飯は2膳いただきましたが、お櫃に半分くらい残ってるので、宿の方にビニール袋をもらって、塩むすびをこしらえます。お昼に食べよう。

昨晩登山アプリの使い方を理解したので、今日はアプリをセットして出発。昨日通った道を戻って、昨日は寒さで手がかじかんでうまく撮れなかった「野長瀬・横矢一族の墓所」を再撮影。

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程なく「近露(ちかつゆ)王子」に到着。舗装道路なので余裕です。すぐ隣に喫茶店がありました。工程の半ば以降であれば、なんともありがたい存在で飛び込むと思いますが、出発したてなのでパス。
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川を超えて少し行ったら、山道スタートです。

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横矢家の屋敷があったらしい。今はゲストハウスが立ってました。上り坂が続きます。
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きのこ発見。
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今一度舗装された道に出ましたが、すぐに標識が出てきます。

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標識はこの階段を指しているので登りましたが、持っている紙のマップがちょっとわかりづらかったのと、まだ電波も入るので、ついGoogle mapにて次の目標地「牛馬童子像」を検索してしまった。そしたら、舗装道路をそのまま行けとの表示が…慌てて戻ったものの、やっぱり看板が正しそうなので引き返します。再度登るロスが痛い。展望休憩所があったので立ち寄って撮影。

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ここからもまた登ります。0.4km先と階段脇の道標に書かれていた牛馬童子がなかなか現れず不安すぎる。
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道標が出てきたので一安心で進み、無事到着。
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牛と馬に乗っているのは花山天皇という説も。顔が可憐と解説されてましたが、可憐の定義がわかりません。

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もう、Google mapに惑わされない。だって山の中だから。
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歩いていたら左手に県道が見えます。古道のすぐ近くを走っているのですね。
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案外上り坂が続くので、心が折れそうになりながら進みます。

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川を渡るときは楽しい気持ち。

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「大阪本王子」到着。順調なペース

相変わらず登りで10分ほどいくと、雪が積もってます。

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つ、辛い…すれ違う人たちが「small step! don't hurry!」とか声をかけてくれるのが嬉しい。

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山頂付近に、その昔茶屋があったらしい。ここに茶屋があったら絶対立ち寄ってしまうと思います。しかし、こんなところに毎日何かを運ぶのもキツいし、茶屋の人はこの辺りに住んで、山の幸を採ったり、育てたりしてお茶や軽食を出してたのかな?と想像してみます。いずれにせよ過酷です。

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そして雪道は続く…
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「悪四郎屋敷跡」

悪四郎の「悪」にbadの意はなく、強くて賢い人だったらしい。
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12時前に「重點(十丈)王子跡」到着。休憩スペースもあるそうなので、お昼にしようと思ったら、休憩小屋の中のベンチには雪が積もっていた…荷物も置けないし寒いので日の当たる外のベンチで塩むすびを食べます。
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朝ホカホカだった塩むすびが、雪道を経て、キンキンに冷えております…寒さに耐えきれず、おむすびを齧りながら再出発!

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雪道は続き…「大門王子跡」に到着。
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祠の中には、なぜかお雛様
15分くらい進んだら雪も徐々に減って、遊歩道入り口まで700mの看板。

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行けども行けども入り口らしいところにつかない…山の中のこういうサインって、歩く距離でなく、直接距離を表示してるのかしら…15分くらい歩いてやっと雰囲気が違う場所に。

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遊歩道入り口らしきところのお家の庭に、シリアルバー無人販売コーナーあり〼

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雪山から春と視界が開けた空間に

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ポニーいた

急な石畳の道を降りて、「高原熊野神社」がもうすぐです。一応YAMAPアプリのプランより少し早めに辿り着けているものの、もう一山超えて、1-2時間歩ける気がしない。しかも「滝尻王子」からバスに乗った後、今日のお宿は最寄りのバス停から30分歩かねばなりませぬ。

とりあえず、高原熊野神社近くの「高原霧の里休憩所」へ。無人ですが、屋内に休憩スペースがあってありがたいです。Wi-Fiも飛んでます。調べたところ、最寄りのバス停まで徒歩46分。うーむ。休憩所にタクシー会社の電話番号が貼ってあったので、迎えにきてくれないか電話をしてみたら、行けないと言われ、腹を括るしかありません。

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休憩所からの眺めを写真に収めて出発!

さようなら不寝(ねず)王子と滝尻王子。舗装道路を降っていきます。

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途中に熊野古道の入り口もありました。どこからどこにいくルートだろう?山道なのでくねくねしてるところもあり、曲がった先の道が下に見える場所も。

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一瞬、魔が刺して斜面を降ってやろうかと思いましたが、疲れた脚には多少距離があっても舗装道路が優しいのです。
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回り込んだ下の道はこんな感じ。コンクリートの壁が案外高い。無理して斜面を降りなくて本当によかった。

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人里が見えてきました。
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羊がいたのでシャッターを切ったら、音に反応してこっちをみてくれました。
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「古道ヶ丘」バス停に到着

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山道で向こうから歩いてくる方の「こんにちは」は本当に道しるべだった…進んでいる道が先に繋がっていることが分かる。(多分この標語はそういう意図では無さそうだけど)

少し遅れてきたバスに20分ほど揺られて、宿の最寄りバス停「上岩田」に到着。バスよ、束の間の安らぎをありがとう。

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バス停回りにも、のどかな風景が広がっております。さあ、本日最後のウォーキングです。

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この道も熊野古道なのね。

#熊野古道 #アイリスパーク #王子 #YAMAP #古道ヶ丘 #上岩田

熊野古道・大阪場所の旅_4日目_中辺路①(本宮〜小広峠)

いよいよ熊野古道へ。改めて本宮に参拝して出発です。

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八咫烏ポスト脇にルート案内板
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大社の裏から出て、

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「祓殿王子」へ。スタンプあり〼
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程なくして山道に入ります。
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もしもの時の為にもなりそうなので、番号がふられたこの道標をカメラに収めつつ進みます。

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真っ直ぐな杉の中を行きます
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絶対毒キノコでしょう?と思う美しい発色


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森林浴を楽しめる道が続きます。「ちょっと寄り道展望台」への分かれ道がありましたが、先々の体力・気力が不安なので寄り道しません。

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関所を超えたら「三軒茶屋」です。(跡地なので建物はありません)
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三軒茶屋バス停」が見えますが、撮影のために階段を降りて県道まで行くチカラは温存です。

三つほど道標を超えて「伏拝(ふしおがみ)王子」付近に到着。茶屋があるので、荷物を置かせていただき、21段の石段を登って伏拝王子を拝みに行きます。

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石祠と

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和泉式部供養塔がありました。

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茶屋では、つぼ湯のコーヒー(200円)を頂きました。「世界遺産を飲み込んでってねー」と売店の方がおっしゃってました。めはり寿司も販売してました。

次は「水呑王子」へ。ヤギを飼ってるお家がありました。
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山桜かわいい

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お地蔵さんもかわいい

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ひそやかな「水呑王子」に到着。スタンプあり〼
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次は「発心門王子」までは1.7kmと少し距離ありますが、舗装道路です。

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八咫烏は行先案内鳥

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民家の軒先に公衆電話。「携帯繋がらないけど、宿に到着時間変更伝えなきゃ」など、何気にニーズがあるのかな?(以前はあったのかな?)

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ここか?と思ったら違った。素材的に近代にどなたかがつくったモノっぽいですね。さらに15分くらい歩いたら、発心門王子の案内板ありました。
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立派な石碑が立ってます。
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鳥居をくぐって再び山道です。私は東から西に行かねばならぬので、推奨ルートを逆から歩いていますが、順当に西からくる方は長い登り道の後、この鳥居をくぐって発心門王子にお参りです。発心には「出家して仏門に入る」「菩提心を起こすこと」という意味もあるそうです。

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「猪鼻王子」を通って

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次は「船玉神社」を目指します。
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まずは赤い鳥居が見えて、お稲荷さんもいます。

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その奥に石の鳥居もあって立派です。
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少し開けた場所に出て、しばらくは音無川沿いに進みます。
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これなんだろう。たくさん落ちてました。
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花が咲いてると嬉しい。

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登りが続きます。
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少し開けたこの場所は、日当たりがよく昔は集落があったそうです。しかし次の目的地「三越峠」が遠いよ…ある程度の登りの斜度を体感すると、自動で足が止まりがちになってきました。あられも降ってきて寒いです。

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三越峠の休憩所でお手洗いを借りて昼食タイム。でも、動いてないと寒いのです。休んでられずに出発。
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山道に戻り、「湯川王子」を目指します。
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ちょっと行ったところに湯川一族の墓跡あり〼
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こんなとこにも集落があったとは。人間って逞しいな。
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この先は迂回路に入らねばならないので、緊張します。
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「岩神王子」方面の道が閉鎖されているので「蛇形地蔵」方面に行きます。
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蛇形地蔵さまの水盤は水が恐ろしい状態だったので、無礼を詫びしながらお清めせずにお参りしました。ノーモア激腹痛です。

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シダの上にあられが積もってます。どんどん寒くなっていく中、細い登り階段がルートだという表示が…信じて進みます。「昔トムとジェリーで、サインの方向を変えるイタズラをよくやり合ってましたが、そんなことを山道でやられたら…」などと考え出すくらい寒さも足元も過酷になってきました。そして、新たな物々しい表示が…

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迂回路に入るためにネットをくぐる!?怖い!本当に入って良いのか不安ですが他に道はありません。進みます。

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道標があると心からホッとします。
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迂回路出口でネットをまた潜り、少し穏やかな道へ
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予定では「桜継王子」まで行きたかったのですが、14時を回っています。あられも雨に変わってしまったので、無理せずこの辺でギブアップとします。心の中で「さようなら、5人の王子さま!(熊瀬川王子、小広王子、中川王子、桜継王子) 私は小広峠バス停に向かいます。」などとアホなことを独りごち、舗装道路を進みます。
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近代的な道が見えてきた。
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雨足が強くなる野ざらしのバス停にて、バス到着まで30分…。宿まで1.5時間歩くか?もしくは少し先にあるトンネルの中で到着時間直前まで待つか?悩みますが、余計なことしてバスを逃したら悔やみきれない。寒いのでバス停前で謎のステップを踏みながら待ちます。通りすがった車の方々には頭がおかしいと思われたかもしれませんが、身体の冷えを避けるには致し方ありません。外聞より命が大事です。無事バスには乗れて、もし桜継王子まで辿り着けたら使うはずだった「野中一本杉」バス停をあっさり超えていきます。
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目的地は近露王子のすぐ近くのバス停。ここから宿まで徒歩20分。びしょ濡れなので心身共に弱っております。売店があったので立ち寄ります。店主さんが「暖をとっていきなさい」とガスストーブをつけて、お喋りに付き合ってくださいました。感激。
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ありがとう!杉中商店さん

ズボンが乾いて随分楽になって、宿に向かいます。舗装道路だしサインも出てきてイケそうです。

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この川を渡ったら、もうすぐ!

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近畿大学の研究所があるそうです。なんの研究してるのかな?

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そこはかとなく、不安がよぎるモノ置き場を通って…
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つきました!本日のお宿。キャンプ場のロッジです。予定より早い16時にチェックインですが、もう寝ても良いくらい今日をやり切りました。ワタクシ。
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2階?ロフト?天井裏?もあり〼

天然温泉付きのキャンプ場とのことで、とにかく風呂に入らせていただきます。風呂上がりには杉中商店さんで入手したビールで乾杯!

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ロッジは寒そうと思ってましたが、宿の方があらかじめエアコン・ホットカーペットを付けておいてくれて暖かい!そしてホットカーペットに布団をかけたら簡易コタツ風です。暖かいって素晴らしいことです。

夕食は18時から。2食付きの宿を取ったことを忘れていましたが、2日ぶりの暖かい夕飯が嬉しい。宿を取った時の自分を褒めよう。
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鮎の塩焼きと甘露煮をダブルって贅沢!

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小鍋、嬉しいよぅ

本日たくさん歩きましたが、ルートを地図で振り返ったら、偉大なる紀伊半島のほんの一部分ではありました。恐るべし、熊野古道。明日も歩けるのでしょうか…
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#熊野古道 #本宮 #王子 #三軒茶屋 #杉中商店 #アイリスパーク #温泉

 

 

熊野古道・大阪場所の旅_3日目-2_日本一の路線バスで本宮方面へ

荷物を背負って、いざ!つぼ湯・本宮へ。

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明らかに乗り場はここだろうと思いましたが、上記表示の裏にある掲示板には「2番から出るバスもあるよ。*マークのバスは気をつけて」という記載があり、無駄にドギマギ。ここから先は予定時間の乗り物に乗らないと、当日中に目的地につけません。

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つぼ湯のある「湯の峰温泉」までは約1時間の旅ですが、このバスは、日本一長い路線バス 奈良交通 八木新宮線とのこと。6時間強を休憩を挟みつつお一人で運転するそうです。

奈良交通株式会社 八木新宮線

https://www.narakotsu.co.jp/rosen/yagi-shingu/

運転さんは、名所に差し掛かると端的な紹介アナウンスもしてくれます。お仕事をご自身も楽しんでおられたら良いなと思います。

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昨朝お参りに行った神倉神社も運転手さんのアナウンスに誘われてパチリ
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熊野川の中心線が三重県との県境のため、水量によって県境が動くというトリビアも運転手さんから入手。メモメモ。楽しんでいるうちに目的地に到着。

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去っていくバスの背面に「せんと君」を発見。さすが奈良交通

早速、つぼ湯の申し込みをしたら、前の人が今入っているので30分もしないうちに入れるとのこと。番号札を受け取って、湯筒に今朝仕入れた芋を仕込みます。
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卵は、温泉チケット売り場脇の売店で2個150円で買いましたが、つぼ湯手前の「湯胸茶屋」では2個100円で売ってました。50円…良いんだけど、比率で比較するとでかいな…とかつい考えてしまいます。

つぼ湯は30分貸切制ですが、待合スペースで待って、前の方が出て来たら入れ替わりで入ってOKという仕組みでした。
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自分が受け取った順番カードを入口にかけて、入浴です。ドアを開けたら、そこは日本最古の湯!

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世界遺産を独り占めです。ヒャッホイ!
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温度もなんだかちょうどいい〜
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川のすぐ脇にあり水音も心地良い。控えめに言って最高です!

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認定書もいただきました。

入浴の後は、湯筒に卵を追加。12分くらいで美味しくなるそうです。

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ぷらぷら持ち歩いてて、殻をぶつけてしまった卵も
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はみ出さずにキレイにゆで卵に
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先に仕込んでいた芋もほくほくです。た、楽しい…朝の八百屋で、1パックも食べれないと思って迷ったけど買わなかったインゲン、買ってもよかったかも!?

計画していたことはやりきりましたが、本宮行きのバスまであと30分くらい。本宮まで歩くと1時間弱、ちょっと迷います。バス停から5分くらいのところに湯峯王子があるそうなので行ってみます。お目当てのスタンプは小屋の奥の扉の中に入っていました。雨風凌げてなくなりづらい。いい仕掛けだと思います。

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湯峯王子の先に「熊野古道」の道標が見えます。再度迷いますが今日はバスで行こう。「大斉原前」で降りて大鳥居を拝んでから本宮に行きます。バス降車の精算時に100円玉のつもりで500円玉を投下してることを運転手さんが気づいてくれて、ご自身の千円札を崩してお釣りをくださいました。本人気づいてないのに、ありがたいことです。

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川を渡って進みます。
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その昔は、ここに本宮があったけど大洪水で流れちゃったらしい。三つの川に囲まれていたからこその霊験灼かな場所だったのでしょうが、さもありなんとは思う。
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▽大斉原 熊野本宮観光協会

https://www.hongu.jp/kumanokodo/hongu-taisya/ooyunohara/
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本宮はすぐ近くです。宿に荷物を置きに行きたいと思ったけど、チェックイン開始時間より少し早かったのでそのまま行くことに。今朝、新宮で開店前だった老舗和菓子屋「珍重庵」の茶房が門前にあったので、吸い込まれます。お参り前にご馳走いただいていいんだろうかとふと思いましたが、本宮の閉門時間より閉店時間が早いので致し方なしです。ニヤリ。

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「もうで蕎麦とめはり寿司
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もうで蕎麦は細長く切った大根と絡めて食べるそうです。この大根が爽やかなので、軽くつけてあるのかと思い尋ねたところ、生の大根だそうです。一緒に入ってる梅干しのおかげの風味かも知れません。めはり寿司は、やっぱりおかかのおむすびです。
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「食べ比べセット」

名物「もうで饅頭」(左)と、季節限定「鶯餅」(右)のセット。もうで餅食べたさに頼みましたが、私は玄米の粉が香ばしいくて好きでした。

お腹も満たされ、いざ本宮へ。
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それなりにキツい石段ですが、神倉神社を思えば楽々です。

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いくつもの神様の拝社が並んでる。玉速大社で「出雲大社と似てる」と思ったけど、そもそも大社とはそういうことか…

▽大社 Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/大社
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八咫烏ポスト、これは拝んでても笑われないでしょう

巡礼手帳のスタンプを押してもらいたく「すみませーん」と社務所に入ったら、神職の方が英語で話しかけてくださいました。怯んで「ニホンゴダイジョウブデス」とおかしな発音で応えつつ、スタンプ入手です。

お参りを終えて、バスターミナル脇にある展示館を散策して宿にむかいます。宿まで行くとチェックインは向かいのカフェでやるとのこと。お参り前に気になったカフェだ…チェックイン時間まで、そのカフェでお茶をしようと思ってやめたけど、寄ってみたら荷物を預かってくれたかもですね。

チェックインを終えて宿に。民家をシェアハウスにしているようです。大家族で住んでたのかな?台所も居間も広い。パンとバナナとヨーグルトをいただいた上に、お部屋や居間のお菓子は好きに食べていいとのこと。明日の行動食にいくつかいただいて行きます。
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宿についてほっとしたのか、お腹に激痛。急に食べすぎたから?場所によっては手水のマナーありつつ、手水舎の水を口に含まない方がいいかもしれない?しかし、宿まで無事でよかったー。そのまま疲れて少し寝てしまったので、夕食を食べに出かける元気もなく、部屋ですませました。

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伝六おつまみ。豆や小魚も摂れてイイね♪

明日が、この旅で最も過酷な古道散策です。本当に8時間も歩けるのかな?

#熊野古道 #新宮 #日本一の路線バス #つぼ湯 #本宮 #大斉原 #珍重庵

 

 

熊野古道・大阪場所の旅_3日目-1_新宮朝活

目が覚めたら6:30。熊野本宮に向かうバスに乗る前に、熊野速玉大社に寄ろうと考えてましたが「今出かければ荷物を持たずに散策して戻ってこれる!」と出かけることに。

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駅の近くの徐福公園

初日雨模様の夕方に街に着いた際には、「立派な中華料理店かしら?でも今日はやってないようね」などと思いながら遠目で眺めてましたが、徐福を祀る公園でした。

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様々な土地に徐福伝説はありつつお墓があるのはここだけ、らしい。

不老不死の薬を献上すべく、始皇帝から命を受け、3,000人の童男童女(若い男女)と百工(多くの技術者)を従え、財宝や五穀の種を持って東方に船出して日本に定着したことになっているそうな。一方、中国では、大層なこと言って出かけていったのに戻ってこなかったので、長らく詐欺師として描かれていたらしい。立場が変われば評価が変わるものですね。園内の徐福を讃える案内板には、この評価を遺憾とする旨も記載されており面白いです。

▽徐福 Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/徐福

観光案内所で紙の地図をもらっているので、Google MAPに頼らずブラブラ歩いて行きます。

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現役稼働中の旧式ポスト発見!

子供の頃、「お手紙ちゃんと届きますように」とこのタイプのポストに手を合わせてました。中学生の頃、近所の人に「あの家の子はおかしい。ポストを拝んでいる」と笑われたのが嫌でやめてしまいましたが、実は今でも四角くなったポストに投函する時に心の中でお祈りしてます。

速玉大社の手間に気になる建物を発見

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川原家という釘を一本も使わない簡易住宅だそうです。洪水が迫ると解体して、資材を高台に引き上げ、水が引くと再び組み立てて店を開いていたそうな。この解体・組み立ては特別な技能者でなく一般人が行っていたと、建物に貼ってあった案内板に書かれてましたが、年に5〜6回の洪水があって都度対応してたら、それはもう立派な技能者だと思ってしまいます。

▽川原町 Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/川原町_(新宮市)

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いざ速玉大社へ

 

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ここにも八咫烏が祀られてる

 

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ポーズ真似したくなる弁慶像

 

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暖簾(?)のデザインが素敵

 

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そういえばメインの拝殿を撮り損ねた。

 

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さざれ石

案内板には「令和二年二月ニ日に、君が代の二番の歌詞の如く海底から打ち上げられた」といった内容が記されていました。きれいなゾロ目の日に、そんな出来事が起きるとはスピリチュアル魂をくすぐりますね。しかし、君が代に2番があるなんて知らなかった…

***

2.君が代千尋の底の細石の鵜のゐる磯と あらはるるまで

3.君が代は 千代ともささじ天の戸や いづる月日のかぎりなければ

 

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佐藤春生記念館の脇を通って帰路へ

 

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商店街の八百屋で芋を量り売りしていたので、あわよくば後で湯筒で茹でようと1つ購入

 

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新宮城跡にも行ってみる

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見晴らしはいいですが、跡地なのでただの広場とも言える

 

宿に帰って朝ごはん。昨日購入したさんま寿司と熊野牛巻きと、コンビニ味噌汁。

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フリーズドライのたっぷり野菜が侮れない。野菜の甘味と味噌汁が染みる。

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こいつはどうやって食べたらいいのだ?

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デザートは柑橘系。聞き慣れない名前を忘れた

香りも甘さも豊かで癒されます。1つ100円だったんだけど、高級品かしら?

荷物を詰めたら、いざ本宮大社へ!

 

#熊野古道 #新宮 #徐福 #速玉大社 #新宮城跡

 

熊野古道・大阪場所の旅_2日目_神倉神社

朝、まあまあ早く起きれたので、始業前の観光を決行。昨日、観光案内所のお姉さんに「オススメスポットだけど、とにかく最初の200段くらいの石段が大変だから出来るだけ身軽にして行くといいよ」と教えてもらった神倉神社を目指します。

自分は「朝早いぜ!いい気分」と思ってましたが、道すがら登校中の小中学生にたくさん出会うので、世の中的には、さして早い時間ではないのでしょう。

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大逆事件犠牲者の碑がありました。案内板を読むと、集った方々の思想はそんなにも一致してたわけではないけど、現状への矛盾に対し、根底にある熊野魂で繋がって行動を起こした模様。リアルだな…。学校で歴史を習っていた頃は、クーデター的なものは、参加者全員が完全に一致団結してるモノと思っていましたが、そんなこともないのが現実よね。私も大人になってしまいました。

↓宗応寺 見えたので近くまで行ってみる
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↓神倉神社 入口

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まむしが出たらどうしたらいいのかはわからない。触らなければいいのだろうか?


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石段急すぎるよ…身軽で来てよかった!
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80段登ったところで振り返った様子がこちら。さっきの鳥居が、すごく下に見える。そのあとは緩やかに目的地に向かいます。
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拝殿の奥にある巨岩・ゴトビキ岩が御神体です。拝殿からは光る海と市街地が一望できます。
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急な石段は下りのほうが怖いので、集中していたらあっという間に降りてこれました。下の鳥居をくぐった後、思わず鳥居に頭を下げずにはいられませんでした。「怪我なく無事に下山させてくれてありがとうございます」です。

市街地の帰り道は、道もわかってるし平坦だし気楽なモノです。パン屋を発見しました。せっかくなので朝ごはんに買って行きます。
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▽ベーカリーキッチントムトム 新宮本店
和歌山県新宮市井の沢1-22
https://tabelog.com/wakayama/A3005/A300501/30004430/

踏切を待っている間に駅のほうを見るとパンダ電車がいる!近寄れるところまで行ってみます。
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▽パンダくろしお「サステナブルSmileトレイン」

https://www.jr-odekake.net/railroad/kuroshio/pandakuroshio/

 

ちなみにホテルからも見えました。神倉神社。

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#新宮 #神倉神社 #ベーカリーキッチントムトム #パンダ

熊野古道・大阪場所の旅_初日_新宮へ移動

少し長めの休みを取れたので、1日リモートワークも挟みつつ旅に出ます。新宮から本宮、中辺路を経由して和歌山市に出た後、神戸/大阪在住の同僚に会って、大阪場所千秋楽を観戦して東京に戻る工程です。

予定の電車に乗れるように妹(愛知在住)が時間を測って車も出して、無事に駅に送り届けてくれたのですが、うっかり1本先に来た快速に乗ってしまった。ホームに上がるときには「次の次の電車ね」と認識していたのに…自分の愚かさに凹む。

目的地に13時台に到着予定の南紀3号に間に合わなかったので、少し仕事して、散策して、昼ごはんでも食べることにする。

f:id:rouxroux:20240317133242j:image青柳ういろうさん、エヴァコラボしてた。私はそれほどエヴァにハマってこなかったけど、そんな私にも「エヴァだ!」って気づかせる黄緑と紫のこの意匠の威力を感じます。残念ながら一人旅では顔ハメ叶わず。(ボードの大きさ的に多分大人がハメる想定でないとは思う)

エヴァンゲリオン×青柳総本家 コラボ商品販売のお知らせ

https://www.aoyagiuirou.co.jp/news/post-204176/

ランチは、ひつまぶしや味噌カツ食べるほどお腹空いてなかったので、味噌煮込うどん(きしめん)か、スガキヤかな?と地下街エスカへ。

味噌煮込は長蛇の列だったので諦めて、「スガキヤ」ならぬ、「らーめん寿がきや」へ。

メニュー華々しくて目移りしたけど、基本っぽい白にて、個人の欲求は大正解で満たされます。

f:id:rouxroux:20240318223331j:imageスガキヤの美味しさが、濃いめに表出してる!

さあ今度こそJR南紀号に乗ろうとホームに行ったら電光掲示板に不穏な表示が…

f:id:rouxroux:20240319120753j:imageなぜ後発の列車が上に?

南紀4号は床から音がしたため(多分小動物をひいたとも言っていた)点検し、29分の遅れで前駅を出発。南紀5号は、その4号の折り返し運転なので遅延とのことでした。

到着予定のアナウンス通りに南紀4号はやってきて、車内清掃の後南紀5号になって出発。

f:id:rouxroux:20240319131922j:image電車のお供。手羽先味は初めて見た

ナガシマスパーランド最寄駅の桑名駅のずっと先に、紀伊長島という駅があり、「お、和歌山入りしたか?」と思いましたがまだまだ三重県でした。

f:id:rouxroux:20240319132753j:image三重県の車窓から。川が青いよ

熊野川を越えてやっとこさ和歌山県なのですね。朝の計画からは3.5時間ほど遅れたものの、新宮駅に無事到着です。よかった、よかった。
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まずは、終了直前の観光案内所に飛び込み、お目当ての巡礼手帳を入手。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ/熊野古道巡礼

https://www.tb-kumano.jp/kumano-kodo/dual-pilgrim/

宿に荷物を置いて夕飯を食べる店をネットで探して街に戻ります。

最初に目指したお店は「料理を出すのに1時間はかかるし、いい魚が入らなかったのでお酒も出せないけど、それでもよいか?」と聞かれ、それはさすがに嫌だったので他をあたります。

2軒目は満席で入れず。雨足も強くなってきて心細くなりました。

3軒目、かつ田さんを発見。カウンターに通していただきました。

f:id:rouxroux:20240319135255j:image大将の仕事を見ながらビールで乾杯。
f:id:rouxroux:20240319135320j:imageものすごく美味しい突出し。聞いたら鰆の白子とたまごだそうです。はじめていただきました。
f:id:rouxroux:20240319135313j:imageイカゲソバター。びっくりするほど柔らかい!
f:id:rouxroux:20240319135345j:image熊野牛のステーキ。当然うまい。
f:id:rouxroux:20240319135357j:imageめはり寿司 大きな葉っぱの漬物の中は、おかかおむすびって感じ。酢飯ではないようです。
f:id:rouxroux:20240319135302j:image季節限定 熊野桜 by地元の尾崎酒造f:id:rouxroux:20240319135258j:image鰆の塩焼き

f:id:rouxroux:20240319135350j:image尾崎酒造の太平洋山廃 原酒

普段日本酒が苦手で、あまり飲まないのですが、旅行先で地元のお酒をいただくと大体美味しく(そして二日酔いにもならずに)いただけます。この原酒は発酵食品独特の旨味が強くておいしい。チーズにひそむ旨味のようなものを感じました。
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フグの唐揚げ

何食べても美味しくて色々いただきました。