目が覚めたら6:30。熊野本宮に向かうバスに乗る前に、熊野速玉大社に寄ろうと考えてましたが「今出かければ荷物を持たずに散策して戻ってこれる!」と出かけることに。
駅の近くの徐福公園
初日雨模様の夕方に街に着いた際には、「立派な中華料理店かしら?でも今日はやってないようね」などと思いながら遠目で眺めてましたが、徐福を祀る公園でした。
様々な土地に徐福伝説はありつつお墓があるのはここだけ、らしい。
不老不死の薬を献上すべく、始皇帝から命を受け、3,000人の童男童女(若い男女)と百工(多くの技術者)を従え、財宝や五穀の種を持って東方に船出して日本に定着したことになっているそうな。一方、中国では、大層なこと言って出かけていったのに戻ってこなかったので、長らく詐欺師として描かれていたらしい。立場が変われば評価が変わるものですね。園内の徐福を讃える案内板には、この評価を遺憾とする旨も記載されており面白いです。
▽徐福 Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/徐福
観光案内所で紙の地図をもらっているので、Google MAPに頼らずブラブラ歩いて行きます。
現役稼働中の旧式ポスト発見!
子供の頃、「お手紙ちゃんと届きますように」とこのタイプのポストに手を合わせてました。中学生の頃、近所の人に「あの家の子はおかしい。ポストを拝んでいる」と笑われたのが嫌でやめてしまいましたが、実は今でも四角くなったポストに投函する時に心の中でお祈りしてます。
速玉大社の手間に気になる建物を発見
川原家という釘を一本も使わない簡易住宅だそうです。洪水が迫ると解体して、資材を高台に引き上げ、水が引くと再び組み立てて店を開いていたそうな。この解体・組み立ては特別な技能者でなく一般人が行っていたと、建物に貼ってあった案内板に書かれてましたが、年に5〜6回の洪水があって都度対応してたら、それはもう立派な技能者だと思ってしまいます。
▽川原町 Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/川原町_(新宮市)
いざ速玉大社へ
ここにも八咫烏が祀られてる
ポーズ真似したくなる弁慶像
暖簾(?)のデザインが素敵
そういえばメインの拝殿を撮り損ねた。
さざれ石
案内板には「令和二年二月ニ日に、君が代の二番の歌詞の如く海底から打ち上げられた」といった内容が記されていました。きれいなゾロ目の日に、そんな出来事が起きるとはスピリチュアル魂をくすぐりますね。しかし、君が代に2番があるなんて知らなかった…
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3.君が代は 千代ともささじ天の戸や いづる月日のかぎりなければ
佐藤春生記念館の脇を通って帰路へ
商店街の八百屋で芋を量り売りしていたので、あわよくば後で湯筒で茹でようと1つ購入
新宮城跡にも行ってみる
見晴らしはいいですが、跡地なのでただの広場とも言える
宿に帰って朝ごはん。昨日購入したさんま寿司と熊野牛巻きと、コンビニ味噌汁。
フリーズドライのたっぷり野菜が侮れない。野菜の甘味と味噌汁が染みる。
こいつはどうやって食べたらいいのだ?
デザートは柑橘系。聞き慣れない名前を忘れた
香りも甘さも豊かで癒されます。1つ100円だったんだけど、高級品かしら?
荷物を詰めたら、いざ本宮大社へ!
#熊野古道 #新宮 #徐福 #速玉大社 #新宮城跡