熊野古道・大阪場所の旅_3日目-2_日本一の路線バスで本宮方面へ

荷物を背負って、いざ!つぼ湯・本宮へ。

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明らかに乗り場はここだろうと思いましたが、上記表示の裏にある掲示板には「2番から出るバスもあるよ。*マークのバスは気をつけて」という記載があり、無駄にドギマギ。ここから先は予定時間の乗り物に乗らないと、当日中に目的地につけません。

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つぼ湯のある「湯の峰温泉」までは約1時間の旅ですが、このバスは、日本一長い路線バス 奈良交通 八木新宮線とのこと。6時間強を休憩を挟みつつお一人で運転するそうです。

奈良交通株式会社 八木新宮線

https://www.narakotsu.co.jp/rosen/yagi-shingu/

運転さんは、名所に差し掛かると端的な紹介アナウンスもしてくれます。お仕事をご自身も楽しんでおられたら良いなと思います。

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昨朝お参りに行った神倉神社も運転手さんのアナウンスに誘われてパチリ
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熊野川の中心線が三重県との県境のため、水量によって県境が動くというトリビアも運転手さんから入手。メモメモ。楽しんでいるうちに目的地に到着。

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去っていくバスの背面に「せんと君」を発見。さすが奈良交通

早速、つぼ湯の申し込みをしたら、前の人が今入っているので30分もしないうちに入れるとのこと。番号札を受け取って、湯筒に今朝仕入れた芋を仕込みます。
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卵は、温泉チケット売り場脇の売店で2個150円で買いましたが、つぼ湯手前の「湯胸茶屋」では2個100円で売ってました。50円…良いんだけど、比率で比較するとでかいな…とかつい考えてしまいます。

つぼ湯は30分貸切制ですが、待合スペースで待って、前の方が出て来たら入れ替わりで入ってOKという仕組みでした。
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自分が受け取った順番カードを入口にかけて、入浴です。ドアを開けたら、そこは日本最古の湯!

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世界遺産を独り占めです。ヒャッホイ!
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温度もなんだかちょうどいい〜
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川のすぐ脇にあり水音も心地良い。控えめに言って最高です!

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認定書もいただきました。

入浴の後は、湯筒に卵を追加。12分くらいで美味しくなるそうです。

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ぷらぷら持ち歩いてて、殻をぶつけてしまった卵も
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はみ出さずにキレイにゆで卵に
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先に仕込んでいた芋もほくほくです。た、楽しい…朝の八百屋で、1パックも食べれないと思って迷ったけど買わなかったインゲン、買ってもよかったかも!?

計画していたことはやりきりましたが、本宮行きのバスまであと30分くらい。本宮まで歩くと1時間弱、ちょっと迷います。バス停から5分くらいのところに湯峯王子があるそうなので行ってみます。お目当てのスタンプは小屋の奥の扉の中に入っていました。雨風凌げてなくなりづらい。いい仕掛けだと思います。

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湯峯王子の先に「熊野古道」の道標が見えます。再度迷いますが今日はバスで行こう。「大斉原前」で降りて大鳥居を拝んでから本宮に行きます。バス降車の精算時に100円玉のつもりで500円玉を投下してることを運転手さんが気づいてくれて、ご自身の千円札を崩してお釣りをくださいました。本人気づいてないのに、ありがたいことです。

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川を渡って進みます。
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その昔は、ここに本宮があったけど大洪水で流れちゃったらしい。三つの川に囲まれていたからこその霊験灼かな場所だったのでしょうが、さもありなんとは思う。
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▽大斉原 熊野本宮観光協会

https://www.hongu.jp/kumanokodo/hongu-taisya/ooyunohara/
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本宮はすぐ近くです。宿に荷物を置きに行きたいと思ったけど、チェックイン開始時間より少し早かったのでそのまま行くことに。今朝、新宮で開店前だった老舗和菓子屋「珍重庵」の茶房が門前にあったので、吸い込まれます。お参り前にご馳走いただいていいんだろうかとふと思いましたが、本宮の閉門時間より閉店時間が早いので致し方なしです。ニヤリ。

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「もうで蕎麦とめはり寿司
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もうで蕎麦は細長く切った大根と絡めて食べるそうです。この大根が爽やかなので、軽くつけてあるのかと思い尋ねたところ、生の大根だそうです。一緒に入ってる梅干しのおかげの風味かも知れません。めはり寿司は、やっぱりおかかのおむすびです。
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「食べ比べセット」

名物「もうで饅頭」(左)と、季節限定「鶯餅」(右)のセット。もうで餅食べたさに頼みましたが、私は玄米の粉が香ばしいくて好きでした。

お腹も満たされ、いざ本宮へ。
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それなりにキツい石段ですが、神倉神社を思えば楽々です。

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いくつもの神様の拝社が並んでる。玉速大社で「出雲大社と似てる」と思ったけど、そもそも大社とはそういうことか…

▽大社 Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/大社
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八咫烏ポスト、これは拝んでても笑われないでしょう

巡礼手帳のスタンプを押してもらいたく「すみませーん」と社務所に入ったら、神職の方が英語で話しかけてくださいました。怯んで「ニホンゴダイジョウブデス」とおかしな発音で応えつつ、スタンプ入手です。

お参りを終えて、バスターミナル脇にある展示館を散策して宿にむかいます。宿まで行くとチェックインは向かいのカフェでやるとのこと。お参り前に気になったカフェだ…チェックイン時間まで、そのカフェでお茶をしようと思ってやめたけど、寄ってみたら荷物を預かってくれたかもですね。

チェックインを終えて宿に。民家をシェアハウスにしているようです。大家族で住んでたのかな?台所も居間も広い。パンとバナナとヨーグルトをいただいた上に、お部屋や居間のお菓子は好きに食べていいとのこと。明日の行動食にいくつかいただいて行きます。
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宿についてほっとしたのか、お腹に激痛。急に食べすぎたから?場所によっては手水のマナーありつつ、手水舎の水を口に含まない方がいいかもしれない?しかし、宿まで無事でよかったー。そのまま疲れて少し寝てしまったので、夕食を食べに出かける元気もなく、部屋ですませました。

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伝六おつまみ。豆や小魚も摂れてイイね♪

明日が、この旅で最も過酷な古道散策です。本当に8時間も歩けるのかな?

#熊野古道 #新宮 #日本一の路線バス #つぼ湯 #本宮 #大斉原 #珍重庵